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そういえば新北投でホテルに宿泊した時、エレベーターで日本人駐在員らしき夫婦と一緒に乗り合わせたんですよ。
すると降りる時、奥さんが私達に「お先にどうぞ」というふうにしてエレベーターの扉を手で押さえてたんです。
日本人ってすげえ…‼︎と思いましたよ。
台湾では見知らぬ相手にそんなことする人ってひとっっりもいないので、なんかハッとしました。
かくいう私も台湾に来てからはそんな気遣いしなくなってしまったし。もとから気遣いできないタイプだけど
たとえ表面的なものだったとしても、まず相手を思いやるマナーというのは美しいなあと思います。
後世にもちゃんと伝わっていってほしいですね、こういう素晴らしい文化は。(お前にそんなこと言う資格はない)
それにしてもこれは長年の素朴な疑問なんですが、海外駐在員の奥さんってほぼ品がいい人ばかりなのはなぜなんでしょう…?
もちろん全員ではないと思うけどだいたい平均的日本人よりも礼儀正しいし、茶道とか着付けとか高尚な習い事してる人が多いイメージは確実にあるなあ。
駐妻してると自然とそうなるのか、あるいはもともとそういうタイプの人間だからこそ駐妻になれるというものなのだろうか…因果は。



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新北投で見た気になった建物。
サツキとメイが住んでそうな家。
これも日本時代の建物かなあ。
室外機が設置してあって誰か住んでる気配はあった。

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こちらは窓ガラスや扉も外れた廃屋。
元病院とかでしょうかね。

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こちらはホテルかと思いきや老人ホームのようだった。
温泉付いてるのかなあ。利用料金アホほど高いんでしょうね。

サクッと散策を終え、時刻は13時過ぎ。
帰りはホテルの送迎バスで駅まで送ってもらいました。

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で、降り立ったのは北投駅。
ここでお昼ご飯を食べてから帰宅することにした。

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向かったのは駅前のこちらのビルの1階部分にある…

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ロイヤルホスト北投店。
ご存じの方もいるかもしれませんが、こちらは台湾版ドラマ「イタズラなキス(2005)」のロケ地になった店。まだ現存してます!
あのドラマ本当に大好きだったんだよなあ〜。
その頃の台湾って音楽の入る間や話のテンポがおかしくて何ともいえないアイドルドラマが溢れていたと思うんですけど、そんな中ですごく完成度高いというか洗練された作品だなあと思って見てた。
主演男優の方はめっきり見かけなくなったけど、ヒロイン役のアリエル・リンは今も国民的女優として人気が高く、この間は第一子出産のニュースもあり祝福の声を浴びていました。
別にロケ地巡りとかするまでの熱意は当時なかったんですけど、せっかく近くまで来たので寄ってみたくなりまして。今更初入店です。




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ざわざわした店内。
内装は悪い意味で老朽化している。(悪い意味しかない)
でもきっとあのドラマが撮影された時のままなのだろうと思うと胸熱です。

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他の場所のロイホに行った時も思ったんですが、客の年齢層が高い。
何なら自分達が一番若いくらいだったかも。
Wikipediaによればロイヤルホストが台湾に進出したのはなんと1993年だそう。
新しく飲食店ができては消えていくこの台湾で、日本の洋食にあまり馴染みがない台湾人も多かったであろう時代から四半世紀も頑張ってるってすごくない?(今でも台湾では日本風洋食店は比較的希少)
客の年齢層が高いのはその当時からの常連客が今も多いってことなんでしょうね。
長年台湾人に愛されるお店…と評することもできるのだろうけど、一方でグーグルレビューではどの店舗も評価が軒並み微妙。
現在台北市内だけでも9店舗ほど展開していて店舗数も決して少なくないですが、その強さの秘訣とは何なのだろう…⁉︎
ちなみに台湾一号店は「南京東路店」だそう。
現在もある松江店とは違うんでしょうかね?

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メニュー。
ファミレスのメニューって開く時ワクワクします。

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日本のロイホと同じく、台湾のロイホも全体的に若干リッチな値段設定です。
若者受けしない理由はそれもあるんだろうな。
中には黒毛和牛ステーキ(1720元)などという高級メニューも。
こんな古ぼけたファミレスで7000円近いメニュー頼むような酔狂な奴が果たしているのだろうか。

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私は入店前から「和牛ハンバーグアンドオムライス」に決めていた。
私にとってはファミレスといえばハンバーグとオムライスやねん。

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スープ・パン・デザート・ドリンクがついてくる豪華套餐にしました。
スープはミネストローネみたいなやつを選択。美味しかったです。

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来たよーーーーハンバーーーーグ‼︎‼︎
ビジュアル最高すぎィ‼︎
台湾生活ではこういう洋食ってどこででも当たり前のようには食べられないですからね…どうしてもテンションが上がってしまう。
ハンバーグ、柔らかくてジューシーで最高でした。
オムライスも少しバターの風味がして卵がトロトロで、完璧に日本のオムライスの味わい。
きゅうりが干からびて死んでたこと以外は何の文句のつけようもなく、本当に美味しかったです。
台湾でこの水準のハンバーグとオムライスはなかなか食べられないと思う。

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夫はカツカレーにしてました。
カレーがスパイシーでこちらも美味しかった。
ボリュームもすごいし。

海外発でも台湾に進出して年月が経つと台式アレンジが強くなっていって最終的に原型ないやんみたいにいなる飲食店もあると思うんですけど、この日頼んだメニューはちゃんとした日本の洋食の味が守られていたし、きっと他のメニューもイケてそうな気がする。
なんかイメージ的に古くさいし(実際内装が古いし)…というのがあってどちらかというとこれまであまり積極的に利用したいと思うことはなかったんですけど、ロイホええやん‼︎
ローカル化せずに日本の味を貫いているからこそ常連層が離れず、台湾で安定の地位を得られているということなのかもしれませんね。
これからもブレずにこの路線を突き通していってほしいです。

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デザートの抹茶プリン(ゼリー?)はケミカル抹茶を感じるやつ。
生クリームもなんか昭和みたいな風味でレトロな味だったかも。

デザートはイマイチでしたが、料理には大満足。
ちょっと高くてもあの味なら全然価値あると思ったなあ。
そしてこの店舗は店員もテキパキしてて好印象でした。
これまで他に2軒別店舗のロイホを訪れたことがあって、そのいずれもで店員が見事に元気なくて心ここに在らずなタイプばっかりだったので台湾のロイホってそういう気風なんだと思っていたんですが、店舗によるようだな。
有名ドラマのロケ地となった栄光を汚さぬよう頑張るぞ‼︎みたいな意識が働いてるのかもしれませんね。知らんけど。


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店の隣には化粧品雑貨店のPOYA 。
もうPOYAがない場所を探す方が難しいくらい台湾中に増殖している。
便利な店なのでいいことですけど。



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