苗栗での交通事故ニュース。
バイクで走行していた女性が無茶な車線変更を試み、後続の軽トラが危うくぶつかりそうになったものの「拓海」して回避という見出し。
台湾の交通事故系のニュースではこの「拓海」という表現が時々登場する。
神業的な走行テクニックを指す言葉で、これはどうやら走り屋漫画の「頭文字D」の主人公藤原拓海から来ているらしい。なんか草。
たぶんもともとはネット用語だったんでしょうけど、今やニュースでも使われるほど一般社会にも浸透した言葉になっているようです。
それほどに台湾では頭文字Dは異様に知名度が高い。
もちろん超有名作品とは私も存じているが誰にでも受けるジャンルの作品ではないと思うし、台湾でここまで人気の理由は何なのだろうと個人的には少し謎に思っている…
淡水の重建街をウロウロ中。
先ほど見学した日本家屋は正式に市に登録された史跡でしたが、周囲にはそれ以外にも相当歴史を感じる住宅や廃屋も密集。
懐かしいというかここだけ時間の流れが違っているような、不思議な感覚を覚える場所です。
なんか空気のにおいも違う感じ。
古い家のにおいが漂っている。
猫も多くて、ちょっと歩くだけで何匹も目撃。
ここにも。
地域猫になってるみたいです。
猫のいる坂道、エモ〜い。
草木が鬱蒼と生い茂る廃墟へ続く小さな階段。
気になってちょっと登ってみると、
ここにも…‼︎‼︎
ファンタジー。
幸せに生きてそう。
車も通らないし雨風凌げる場所もいっぱいあるし、猫にとっては楽園のような場所だろうな。
坂の途中に唯一ある、古い家屋を改修したカフェらしきお店。
前回通りかかった時は独特の佇まいに何となく入る勇気がなかったんですが、口コミ見てたらわりと普通にコーヒーとか飲めるみたいで。
「もし変な宗教のヤバい系のオーナーだったら…」と尻込みする夫の尻を叩きながら入店してみました。
独特。
古書か何かわからんが、本がいっぱい並んでいました。
カフェの利用客は自由に閲覧できるそう。
ちょっと小物売ってるスペースもあったり。
アート展示&販売スペース兼カフェみたいなコンセプトなのかな。
オーナーは中年男性。
「あなたチャクラが乱れていますね」とか言い出しそうな雰囲気は全然なくて、普通っぽい人で安心しました。
カフェ利用と伝えると2階に上がるよう案内される。
…ッッ⁉︎⁉︎
なんだ‼︎この素敵な空間は⁉︎
これは上級者ですわ。(何の?)
利益目的というよりはオーナーの趣味でやってる系だろうなあ。
こんな家なら古くても住んでみたい。
中の席も素敵だったんですが、
テラス席が最最高。
対岸見えるぞォーーー‼︎
誰もいないし贅沢な空間。
メニュー。
コーヒー、紅茶、台湾茶と色々ある。
一階のカウンターで注文する方式でした。
眺望とコーヒー、贅沢すぎる。
人通りも少ないので静かですごいゆったりできました。
こんな見晴らしの良くて気持ちいいカフェ、休日は激混みしそうなものですが、お客さんは私達以外に一組だけ。
この通り自体存在をあまり周知されていないか、台湾人からすると引き付けるものが足りないのかな。
まあ人が押し寄せたら雰囲気ぶち壊しだし住民も迷惑だろうしこのくらいのままがいいのかもしれませんが。
りんごケーキ(手前)とナッツのケーキ。
ケーキというよりはクッキーっぽい食感だったが美味しかった。
下の通りを見下ろすと、さっき見かけた猫ちゃんがお水ぺろぺろ。
本当に時間がゆっくり流れてるみたいな雰囲気です。
坂道の住宅地ってなんかいいよなあ。
こういう場所に住んでみたくない?と夫に聞いたら、「坂は地滑りの可能性があるからだめ」と一蹴。
そういうことばっかり言うよなおめぇはよお。
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