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 ほあんばおの抜歯手術当日、午後8時ごろ。
カフェで時間を1時間以上潰し、動物病院に戻ると間もなく心臓エコー検査が終了、異常なしとの報告。
それが終わると、次は歯のX線検査。
医師がその検査結果を吟味して歯を何本抜くか最終的に決定し私達に説明、その上でいよいよ手術開始という流れだったんですが、X線検査終わるまでがまたなっがいなっがい。
待合室で2時間近く待つことになり、何か不都合があったのでは…?とかなり不安な気持ちに。
しかし医師は本当に細かく歯の状態を精査しており、純粋に時間がかかっていたようでした。
適当にやられるより全然いい。

関係ない話ですが、この病院待合室でいつもJ-popのオルゴール演奏メドレーが流れているんです。
絶対に聞いたことある曲なのに何の曲かわからんっていう曲が時折流れるもんだから、待っている間ずっとモヤモヤしていた。
あれはたぶんゴールデンボンバーの曲だったと思うんだよ…女々しくてじゃない…別の…(どうでもいい)

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最終的な手術内容の説明を聞き、手術が開始した時にはすでに21時半を過ぎていた。
手術が終わるまでの時間で晩ごはんを食べることにしたが、もう病院周辺の飲食店はほとんど閉まってる。
そこで大通りを大安站方面へ少し足を伸ばしてみると、

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台湾式居酒屋や焼肉店など、夜遅くまでやってるお店がちらほら見られた。
しかし大切な我が子の手術中に入るような店では…
と他を探していると、

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お粥の店‼︎
そういえばここはお粥店が集まった「お粥横丁」とも呼ばれる場所だったな。
もっとも今はこちらと他にもう一軒しか見当たらなかったが。
この小李子という店は初台湾旅行の時にガイドブックで見て、友達と一緒に食べに来た記憶がある。
お粥ならさらっと食べられそうだし、いい機会なので10何年ぶりの再訪してみることにしました。



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店に入る前から活気が店外まで漏れ出ていたが、一歩店内に入ると客の数とおかずの数にいきなり圧倒される。
夜の10時にこのエナジーやで。

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トレーを持って、カフェテリアのようにスライドしながらおかずを選んでいく方式になっている。

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初見では何が何かわからないようなおかずが何十種類と並び、客が次々と指差しては店員が盛る。
スピーディーでエネルギッシュでうるさくて、なんかすごい店だわ…
私もちょっと圧倒されたが、夫は完全に空気に飲まれて立ち往生していた。
アンタ本当に台湾人なのか。

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なおそれぞれのおかずの値段は不明…
サイズは小と大があるようだが、どちらになるかは店員の裁量で決まるような気がする。(自分で指定してももちろんいいはずだが)
まあどう食べてもそんな高額にはならないだろうと思い、適当に美味しそうなおかずを6、7種ほど選んで二階席へ。

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ほぼ満席。
ザワッザワしてて店員が高速で動き回ってて、香港の茶餐廳みたいな雰囲気。
皆さん夜食なの?晩ごはんなの?

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牛肉煮込み、肉詰め、酢豚風の肉、何かの肉など肉のおかずばかりを選んでしまった。
主に夫が選んだから。

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ししとうの肉詰めが特においし〜。
全体的にすごいレベル高い‼︎とかいうのではないですが、全部ちゃんと美味しいしこんなに多種のおかずを少しずつ食べられるというのは最高ですね。
ジャンル的に台湾料理と言っていいのかはわからないが、台湾でよく食べられているおかずを一度にいろいろ食べることができるので、これはたしかに外国人観光客にもおすすめできるな。
昔来た時は「なんかよくわからんけどおいし〜(錯乱)」的な感想だったと思うけど、今改めて正確に評価したい。
この店、いいよ‼︎(雑な評価)

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お粥(鍋単位でおかわり自由)はデフォルトでさつまいも入り。
ちょっと甘味があって好き。

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食後に一階のレジに伝票を持って行ってお会計。
もうちょっといくかと思っていた。安い。
でかい魚とか食べなければたぶん1人300〜400元くらいだと思います。
ちなみに相席の大きなテーブルだったんですが、隣が年配の日本人ご夫婦だった。
聞こえてくる和やかな日本語の会話にどこかホッとしつつ私も夫とこんなふうに普通に話せたら…と考えても仕方のないことを考えた、そんな粥の夜。

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病院へ戻ると、シャッターが閉まってる。
通常の診察は21時までらしい。
電話して開けてもらい、中へ。

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静まり返った23時前の待合室。
客はいないが、医師達はまだ何人も残っていました。
毎日こんな遅くまで働いてるのかなあ。
担当医師はほあんばおがこの日3件目の手術だったそう。
人間の医者と同じくらい高度で過酷な仕事でしょうね。
尊敬しかないです。

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程なくして手術は無事に終わり、酸素室の中で目が覚めたほあんばおにも会わせてもらえてマジでマジでホッと胸を撫で下ろした。
術後観察のためこの夜は入院することになり、一旦ほあんばおとお別れ。
なんか同意書の注意事項に色々怖いことが書かれていて怖い…
しかしここの病院は術後のケアもしっかりしているという話なので、信じて託しました。

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シャッターが降り、人通りも消えた騎樓は妙に不気味。
さて、私達はこの後どこへ。




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