昨日は台湾統一地方選挙投票日でした。
台湾では「戸籍を置いている場所」で投票しなければならないそうで、離島の澎湖に飛行機で帰省して投票する人などもいたらしい…大変すぎやろ。

投票する夫について投票所(小学校)まで行ってみました。
通知書の他に身分証明書と印鑑を持っていかないといけないということでした。
私はもちろん投票できないので外で待機。
台湾では外国人参政権の是非の議論などはほぼ聞いたことがないですし今後も議論されないとは思いますが、もしも台湾で自分に投票権があったとしたら…すごくおかしなことだと思いますね。
ちなみに投票箱のある部屋はスマホ使用禁止となっているそうで、どこかの都市では投票中にかかってきた電話に出た有権者が罰金3万元喰らったとニュースで流れていました。
_人人人人人人_
> 無 慈 悲‼︎ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

県(市)長選挙の結果は、全国22県(市)のうち
國民党候補者当選:13
民進党候補者当選:5
と与党である民進党は惨敗でした。
この選挙結果に関して日本の台湾政治学者小笠原欣幸氏が金門縣以外全て予想的中させ、「台湾人の政治学者以上に台湾を理解している神」と話題になっています。
前回の総統選の得票率もほぼ的中させているということ…パねぇ。
小笠原氏は今回の地方選挙結果は民進党の過度な強権化を嫌う国民による牽制の意味合いがあり、基本的に2年後の総統選には大きく影響しない(民進党再選の可能性が高い)であろうと分析しているとのこと。
夫も「民進党は優しい独裁党」とよく揶揄するんですが、そういうふうに感じている人は少なくないんでしょうね。
日本のヤフコメでは台湾の流れ変わったわ〜オワタ〜みたいな反応をけっこう目にしましたが、台湾人は地方選挙と国政選挙は分けて考えていると言われています。
総統選での最も大きな焦点は対中政策。
地方選挙の結果がどうであれ2024年政権交代はないであろうという空気は個人的にも感じます。
まあこれからの1年間で何が起きるかわかりませんが。
民進党は今回の結果の反省点を活かして内政での印象改善できるとよいですね。

投票後、香港飲茶店へ。
選挙の日ってウチじゃなぜか投票行って外食するんだという文化は世界共通なのでしょうか。
昨日のお昼は近所の飲食店がどこも混んでいました。

滑蛋蝦仁叉燒飯(エビとチャーシューの香港風オムライス)。
なんと美しい卵のかがやき。

これはスペアリブ的な肉が乗ったドリア。
ケチャップ風味で、中華とイタリアンの中間みたいな味ですごい美味しかった!

シュウマイに、

チーズ入りという個性的な腸粉。
美味しかったけど飲茶は味の濃さと油の多さですぐお腹が膨れますね。

それでもなお最後は

バターがっつりの殺人的カヤトーストで締めました。
あ゛〜〜1日分のカロリーを摂取した気分。(気分ではなく現実)

レシートに「願榮光歸香港(香港に栄光あれ)」と印字されていました。
一国二制度崩壊後、移民先に台湾を選んだ香港人は3万人とも言われています。
しかしやってきたはいいが移民として定住するための定居証の申請条件が厳しく、失意の中台湾を離れる香港人も近頃多いということです。
台湾政府も国家安全上手放しで移民を受け入れるわけにいかないんでしょうけどね。
かわいそうだ…
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