台北のレストランで発生し死者2名を出している食中毒。
「ボンクレキン酸」(発酵したココナッツやとうもろこしから生成される毒)が死者と患者から検出されたということですが、原因として疑われていた粿條(一種の米粉麺)含めた当該飲食店の食材からは同成分は現在のところまだ検出されていないということです。しかしながら今粿條食べようっていう人はあまりいないだろうな…台湾ではボンクレキン酸、日本ではプベルル酸、両国で同時期に聞き慣れぬ毒による騒動が起きるとは何だか数奇ですね。
MRT中正紀念堂站で下車しました。
長らく仮設市場に移転していた南門市場のリニューアル工事が昨年11月についに完了し、駅前の元の場所での営業が再開。
まだ見に行ってなかったのでちょっと見学へ行きました。
これが市場…⁉︎
ガラス張りのモダンな建築はまるで都会のオフィスビル。
以前の古めかしい外観からの大幅な方向転換に驚きを隠せない。
入場していきます。
めっちゃきれい。
整然と並んだ店舗、ピカピカの床と天井はデパ地下かと見紛うほど。
前の市場と別世界でワロタ…
しかし入居している店舗は本来と同じ顔ぶれのようです。
旧市場のようなアジアの市場情緒は大幅ダウンって感じですが、明るくて清潔で買い物のしやすさは間違いなく向上したと思う。
こんな市場なら若年層も呼び込めるかもしれないですね。
以前は地下フロアはなかったような気がするが、現在の売り場は地下1〜3階までとなっている。
地下は生鮮フロア。
夕方だったからか客の姿はまばら。
空調などの改善もあるのだろうか、心なしか伝統市場の肉屋周りの臭みが弱め。
希少な台湾産の牛肉なども買えるようです。
3階にはフードコートがありました。
こじんまりとしてます。
ここもすごくきれいだけどなんか洗練されてない雰囲気で独特。
牛肉麺など台湾らしい店舗だけではなく東南アジア系など異国料理の店も見られました。
何店舗かは売り切れですでに閉店。
市場という場所柄賑わいのピークは朝〜昼頃なんでしょうね。
炒飯と麺。
こういうとこのチャーハンおいしそう。
独創的なメニューを推しているな…
台湾人が好きそうな庶民派ステーキの店も。
清潔感ある環境で台湾ローカルフードが色々食べられるので、旅行者の人にもいい場所じゃないかと思います。
フードコートの隣は服飾ゾーン。
小さなブースに分かれて何軒も服屋が連なっている。
リニューアルはしても基本的な輪郭は同じ。
ブースの外側には駅前の風景を望める憩いの場みたいなのもあってゆとりを感じる設計。
空調効いてるしただ休みに来る人が絶対いるだろうな。
しつこいようだが、これが台湾の伝統市場…⁉︎
他の老朽化した市場もこんなふうに生まれ変わっていくんでしょうかね。
せっかくなので1階の包子饅頭類の専門店「合興糕糰店」で何か買ってみることにしました。
迪化街に鬆糕などの中華菓子を売ってる同名の店舗がありますが、元締めがここみたいです。
ものすごい種類だ…
何層にもなっている謎饅頭。
気になるけど冒険するには高リスクな容量。
こういう店って基本大量売りだよな。
手堅く肉まんとあんまんにしました。
それぞれ5個入りでかなり重い。
台湾では肉まんとかあんまんが大量に入ったビニール袋をぶら下げてるおばさんを時々見かけ、私はその都度「そんなにいっぱい誰と食べるんだろう」と不思議に思うんですが、今の私がその不思議なおばさんだね…
ふわっふわ。具の味がしっかりしてておいしかった。
さすが人気老舗店。
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