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八里をぶらぶら。
散策開始30分ほどで暑さにやられ始め、カフェを探す二人の瀕死状態の中年。
八里は海(川)辺の異国風カフェがオシャレで~みたいなイメージで語られてることが多いですが、実際そんなにたくさんカフェがあるかというとそうでもないような・・・
何軒か固まってるところがありましたが、本当にごく一部のエリアだけやな。

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前回訪問時にバームクーヘンを買ったお菓子屋さんがもぬけの殻に・・・
観光客らしき客ばっかりだったので、コロナで影響があったかな。

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外観からは一体どの店がオシャレ異国風カフェなのかいまひとつ判断がつかず、結局近くにあった「古典玫瑰園」に入ることにしました。
古典玫瑰園は台北を中心にチェーン展開している、台湾のアフタヌーンティー店の元祖とも言える英国風カフェ。
創業は1990年とのことなので、その歴史なんと30年!結構な老舗です。

前回永康街の店舗でランチ利用して以来数カ月ぶり、2度目の利用。
永康街の店はクラシックかつゴージャスな雰囲気がなかなかよい印象でした。
チェーン店だし、まあ同等のクオリティやろと安心しきって入店しましたが・・・

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あれっ、なんか店の中暗いな・・・
BGMも流れておらず、まるで時間が止まっているかのような空気感。
そしてなんとなくカビ臭いような気がして若干不安を感じる。

入店後30秒くらいして奥の方から店員が出てきました。

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気になるというほどではなかったですが、前回利用した店舗と比べると全体的にちょっと古びている印象。
店の前が草地(庭)になっているので、湿気やすくて少々カビっぽいニオイがしたのかも。
何というか全体的に台北とは違う地方都市の店特有の感じを感じる。

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まあでもメニューは全店共通なので安心です。
前回はランチ利用でしたが、今回はこの看板メニューの三段アフタヌーンティーを試してみることにしました。

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ドリンクも2人分ついてきて599元、なにげにすごくお手頃な価格ですね。
お茶の種類が多すぎて迷いに迷って目眩を起こしそうになる。

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おおーっ!!
三段アフタヌーンティーはやはり見栄えがいいですね。
そしてこの量、絶対に晩ごはんいらないやつです。
よく見るとスタンドが錆びてたりするけど、これも湿気の影響であろうか。

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一段目はケーキ類とゼリーなど。
量がハンパないな本当に。

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2段目にもケーキ、スコーンとクッキー。
クッキーはバラ風味。

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下段はキッシュとパイ、サンドイッチのしょっぱいチーム。
なんだかもう眺めてるだけでも満腹です。
果たして二人で食べきれるのでしょうか・・・

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飲み物は3分間くらい考え込んだ末、アイスローズミルクティーにしてみました。
アイスなのにティーポットで出てくるという謎な仕様だったけど、ほのかなバラの香りとまろやかなミルク風味で美味しかった。甘さもほとんどなくて飲みやすい。

前回訪問時も思いましたがこの店はお茶に力が入ってますね。
普通の紅茶からフルーツティー、ローズティー、ハーブティー、更には台湾茶と抜かりのないラインナップで必ず好みのお茶が見つかる感じ。

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コーヒー信者の夫はいつでもどこでもコーヒー。
キャラメルマキアート。こちらも甘さ控えめで美味しかったです。

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それで肝心のアフタヌーンティーの方なんですが、いい意味でも悪い意味でも台湾を感じる味でした。
どこか懐かしさが漂う味というか、きっと昔から変わらぬ味で30年やってきてるんだろうなというお店の歴史が体感できる味というか・・・
端的に表現するならば火鍋食べ放題のデザートに近いですね。(悪口やん)

このサンドイッチなんかも、メニューに「英式三明治」と記されているけど完全なる台式味。
これはこれで美味しいですけど、英式とか言わない方がいいと思うんですよ。

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スコーンはバラ風味のジャムで食べるシステム。
火鍋の世界にクロテッドクリームを求めるのは無粋というものですよね。
でも本当にしっかりバラの風味がして、意外といけた。

下段のパイとキッシュも美味しかったんですよ。
ただケーキ類が火鍋。(悪口やめろや)
美味しくないとは言わないけど、ホテルのアフタヌーンティーを想像すると世界観の違いは否めないかもしれませんね。
台湾の伝統的アフタヌーンティーとでも言うべきか・・・ある意味店名のとおり「古典」を体現している側面がある。
でも599元というお値打ち価格を考えたら全然アリです。ドリンクに関してはすごく満足だし。
ちなみにあと少しのところで完食は叶わず、残りは包んでもらいました。

あと余談ですが、店員が客席の前をマグカップで飲み物飲みながら歩いてたりしたところに地方都市ならではのゆるさを見た気がする。
全然いいんだけどね。サービス料取る店だけどね・・・
チェーン店ではありましたが、地方都市にいることを感じられるアフタヌーンティー体験ができてよかったと思います。







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