以前からちょくちょくありましたが、先日またしても台湾帰国後14日間の隔離期間中に規則を無視して外出した男性に100万元(約370万円)の罰金が課せられたとニュースになっていました。
台湾政府さん、容赦しない。

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ちなみにこれまでの隔離期間の違反取り締まり件数はすでに通算1390件に上り、課せられた罰金(未払い分を含める)の合計額は1.7億元(約6.3億円)になるのだそう…

中には隔離部屋からほんの一瞬廊下に出ただけで罰金何万のケースもあるそうな。
ちょっと徹底しすぎててヤベーなこの国、と行きすぎ感を感じないでもないが、この厳格さが台湾が防疫に成功している理由の一つでもあるだろうなあ。
防疫成功での信頼感があるためか台湾人は皆基本的に政府の方針には従順で、この厳しすぎる罰金制度に反対している人というのもあまりいないみたいです。
日本政府が同じことしたら瞬く間に熱いツイッターデモが繰り広げられそうやな。




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さて、激安パスタランチの後MRT松江南京周辺をぶらぶら。

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オフィス街かつ繁華街の松江南京、飲食店が本当に多いです。
老舗っぽい渋い小吃店も目立つ。

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ふと、マルチーズを抱いた人を見かけたのだがそれがシンシン(故・義犬)に激似…!
思わずお願いして写真を撮らせてもらいました。

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ねえまって。この目つきとか生き写し!
シンシン生きとったんかワレェ!!

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鼻の感じとかもそっくりだ…親戚だったりして。

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(参考画像:故・シンシン)

犬って同じ犬種でもけっこう顔つきに個体差があると思うんですが、こんなに瓜二つの子達もいるんですね。 
シンシンのこと思い出しちゃったなあ。

マルチーズは本当に可愛いなあ。
うちはもう猫で手一杯だけど、見てると飼いたくなっちゃいます。

 
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道すがら通りかかった老舗ホテル「六福客棧(ザ・レオフー)」。
私は泊まったことはないんですが、格安ツアーの広告でよく名前を見るホテルでしたね。
たしかコロナによる客足の減少と建物の老朽化が原因で去年閉館したとニュースを見たが、なぜか建物の中には明かりが灯っていた。
何をしてるんだろうかと入口をのぞいてみたら、「防疫旅館(帰国者隔離用ホテル)」の貼り紙がしてあった。
くわばらくわばら…
一般ホテルとしての営業は終わっているようですが、政府からの要請なのかそのような形で現在のところ利用が続いているようです。

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この日は夕方に映画を観る予定だった。
それまでもう少し時間があったのでどっかでコーヒーでも飲もうかと考えていると、レオフーの向かいに「樂雅樂(ロイヤルホスト)」が。

あんまり行ったことないので、なんか興味が湧いて入ってみることにしました。


 
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そもそも店舗数がそんなにないので、台湾ではたぶん1回しか行ったことがない。
その時はたしかハンバーグとオムライスのプレートを食べたと思う。
味も接客も「まあまあ」と思った記憶。
現在こちらの松江店を含め台湾北部には全8店舗ほどあるようで、台湾版のドラマ「イタズラなキス」で直樹がバイトしてた北投の店舗もまだ現存しているみたいです。

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店の入口は古めかしいオフィスビルの2階。

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ビル自体も古いし、ずっと昔からあるんだろうなあ…という佇まい。
でもロイホって自分の中では昔ながらのファミレスというイメージがあるので、妙にしっくりくる感じです。

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何だろうこの平成初期を感じる雰囲気。
内装がシックなのは日本のロイホも同じだと思うんですが、椅子とかもあちこち傷んでいてリアルなレトロ感があるんですよ。
窓も大きくて解放的だが、だいぶ曇ってて古ぼけたムードを助長。
お水のグラスも傷ついてて曇ってる。
もしかして、演出のためにわざと…?(たぶんちがう)

シートピッチがかなり広いので圧迫感もなく、ゆっくり過ごすのにはよさそうです。 

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メニューを拝見。
ファミレスの王道、ステーキをはじめ

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和風の定食とかもあります。

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美味しそうだなあとは思うんですけど、全体的に高いな…!
これとか720元って2500円ですからね。
きっとそれなりに美味しいんでしょうけど、ここで720元も使っちゃっていいの?と考えてしまって注文する勇気が出ないと思う。

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コーヒーだけというのも味気ないので、何かデザート的なものも注文してみることにした。
こういうところがデブたらしめてる。わかってる。
あまり目を引くようなデザートはないけど、あんみつとか一応日本のファミレスっぽいもの置いてますね。

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パンケーキ、シンプルでいいなあ。
ドリンクとセットで200元というお手頃価格にも惹かれ、これに決めました。

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じっくりと焼き上げるのかと思いきやわりとすぐ来た。
流行りのスフレパンケーキとかクリームもりもりのやつとかとは世界観を画する、ザ・普通の喫茶店風パンケーキですね。
ネットで画像を調べたんですが、日本のロイホのパンケーキとほぼ同じ見た目を守っているようですね。
こういう普通のパンケーキって今では珍しいので、逆に魅力的だなあ。

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メープルシロップはボトルで提供されてかけ放題。
うーん、見た目通りの普通のパンケーキの味!
本当に普通すぎて自分が作ったのかと思ったくらい。
日本のロイホのパンケーキ食べたことないんですけど、たぶん日本の方が美味しいような気がする。

でもこのこんもりと盛られたバターは素敵ですね。 
感動するような美味しさではまったくないですが、普通に美味しかった。
誰かが焼いてくれたホットケーキをコーヒーと一緒に味わえて200元って安いかも。
 
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まあ、そのコーヒーがなっかなか出てこなくてパンケーキを1枚食べ終わった時に催促してようやくやってきたんですけどね。(おかわりは退店間近に1回だけ回ってきた)
店員が誰一人キビキビしてなくてなんかワロタ…
でもそういうやる気のなさもどこか退廃的な店の雰囲気に合ってるように思う。褒め言葉だよ。

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夫はフレンチトーストを注文していました。 
1切れもらいましたが、ちょっと台湾風味のするふわふわパンでとても美味しかった。 

お客さんは中高年ばかりで、昔から通ってるのかなあとなんとなく想像。 
おしゃれなわけもなく料理も特別何かが秀でているわけでもなさそうだが(失礼)、都会の喧騒の中にあってこの時代に取り残されたような落ち着いた雰囲気はよかった。
ただ古ぼけているだけといえばそれまでだが、私は何か平成初期レトロのようなものを感じて居心地がよかったです。
願わくばロイホにはこの先もずっと台湾にあってほしい。



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