ずっと前のことですが、何かの記念日に食事をしようということになり、
そういえば中山駅からあるいてすぐのところに
やたら目立つカフェみたいなところが会ったことを思い出し、
思いつきでそこで食事することにしたのでした。

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お店の名はGALERIE Bistro。
白壁が目立つ、まるでお城のような佇まい。
我々にはきっと場違いな場所であろう、と店構えを見た時点でひしひしと感じてはいたのですが
たまの記念日くらいこんな場所で祝ってもいいではないかと気が大きくなり、かまわず入店。

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ですが席に案内されるや、更に場違い感を感じる私達。
あらゆるインテリアが真っ白で高級そうで、客層もリッチそうな人達ばかりです。
こんな清らかな空間に私達のような冴えない二人が乱入して、
染みのように空気を汚してしまわないか心配になりました。


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メニュー。
決してお安くはありません。
ステーキなどもありましたが、手頃な温泉旅行などに行けそうな価格だったので
見なかったことにしました。
一番安いメニューであると思われるパスタ類でさえ、500元前後と強気のお値段。
台湾は外食はどこでも安いから、と舐めきっていた自分を叱咤。

ゴリ男は何でも頼んでいい、と笑顔で言ってくれましたが
目が全然笑っていなかったので、私は一番お手頃なパスタを注文することにしました。


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こちらはトマトのスープ。
スープすらお値段が可愛くなかったのですが、すごく濃厚で奥行きのある味でした。
 

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こちらは私が注文したアーティチョークとエビのパスタ。
アーティチョークとかいうものの存在をよく知らなかったので、
嫌に気取った名前をした野菜だなあ程度にしか思っていなかったのですが、
美味いやんけアーティチョーク!

アーティチョークは少し酸味があり、歯ごたえが絶妙で癖になりそうでした。
齢30直前にして初めてアーティチョークの美味しさを知った私は
この日をアーティチョーク記念日とすることを決めました。
世の中には、まだまだ未知の美食が存在しているのですね。

パスタも台湾のやっすいイタリア料理屋にありがちなソフト麺みたいなやつとは別物で、
歯ごたえがあり、本当に美味しかったです。

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こちらはゴリ男が注文したサーモンのパスタ。
こちらもとても美味しかったのですが、
ゴリ男は「普段よく食べている近所の100元のパスタよりも美味しい」
と中途半端な感想を述べていました。
100元のパスタと比べられてはGALERIE Bistroもたまったもんじゃないだろう・・・

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最後のデザートにクレープを。
日本のクレープのような、しっとりとして柔らかいクレープで感動しました。 
私の中では、台湾のクレープ= 師大夜市のせんべいのようなクレープ
のイメージしかなかったので・・・
クリームもミルキーで、文句なしに美味しかったです。 


お店の人のサービスも周到で、何かの記念日に利用するにはぴったりのお店だと思いました。
私は、またアーティチョークが食べたくなったら利用してみようかと思います。



お店:GALERIE Bistro
台北市南京西路25巷2號