6cad97a6.jpg


とうとう見てきましたよ、「君の名は。」!!

小さめのシアターでしたが、平日の昼間にも関わらずほぼ満席でした。

最初はへえ日本でこんなん流行ってんのか~ババアと呼ばれたくないから流行追ってみよか~www
みたいな軽い気持ちで見に行ったんですけど、思っていたのの50倍くらい感動してしまって涙腺崩壊寸前でした。
人の前で泣くのが嫌いなので、涙が出そうになると必死にベジータの楽しいビンゴを思い出して気持ちを紛らわしました。

何にそんなに感動したのかと言うと、ちょっと一言では言い表わせられない。(簡潔な説明が下手なだけ)

まず映像の美しさで世界に引き込まれ、笑えるシーンで共感し、ショッキングな展開への転調で心をギュッと捕まれ、そして走る高校生の姿に思わず涙・・・

そう、たぶん高校生がハアハア言いながら必死に走る姿とかもうほとんどの人が泣くしかないんじゃないんだろうかと思った、そんな映画でした。
(純朴な高校生が理由はわからないけど悲壮感を漂わせながら必死に走っているアニメ映像集とかあれば、私は延々と泣き続けられる自信がある)

ストーリーそのものもよく練られていて面白かったし、とにかく構成とか見せ方が優れていると感じました。
音楽による盛り上がりも素晴らしかったし、映像が美しすぎて最初から最後まで何か神聖なものを見せられている気分になりました。
心が洗われるとはまさにこのことですね。

映画を見る前に映画館の近くで食べた海鮮丼の具がショボすぎてセンチメンタルになっていたせいもあるかもしれないけど、とにかく何回号泣しそうになったかわからないくらいです。

見終わった後は、明日からはもっと前を向いて、人や自然に優しく生きよう、ベランダに鳥の餌とか撒いてみよう、というような気持ちが5時間くらい続きました。
きっと私の心の中の汚らしい汚物が浄化されて、涙と一緒に排出されたに違いない・・・

台湾人の評判も上々のようで、此度も上映後に感動した、泣いた、といった声が飛び交っていましたよ。

何より驚いたのが普段ほぼマーベル作品しか見ず、アクション要素のない映画やドラマで感動した試しが一度もないゴリラ(旦那)が
「これすごい。めっちゃ感動した。もう一回見たい。」
と繰り返し言っていたこと。
この人(ゴリラ)にも心があったのだな・・・と思う出来事となりました。

海外での上映は台湾が一番最初だったんですかね。
海外では日本とは違った反応もあるでしょうが、台湾では間違いなく受け入れられる内容ではないかと。
見た人の口コミ効果で今後ますますヒットする予感がします。

今年見た中では一番よかった映画でした。



※ちなみに、前の記事で主題歌が違うかもと言ってたのですが、実際は普通に前前前世でした。
テレビで台湾のバンドの曲が使用されていたのは、台湾での宣伝用の曲?だったようです。