私は結婚して台湾に正式に住み着いてからはまだ月日は浅いものの、ゴリラと交際中の数年間も合算すれば、在台期間はそれなりに長くなります。

にも関わらず、まだ食べたことのない台湾料理は多い。
「板條(ばん てぃあお)」もその中のひとつ。

板條とはうどんのような一種の麺料理で、本来は客家料理だと聞いたことがあるような気がする。

台北でもいたるところで食べられるようだが、経験上台湾の麺料理はどうも私の好みに合わないことが多いため、長年度外視してきた。

そんな私の中では空気と化していた板條を、ついに食す機会がめぐってきた・・・

P_20170208_184617_vHDR_On

ドン!
右下と真ん中左上のものが板條。
上は友人の注文しした汁あり、下が私の注文した汁なし。
その他には茹で豚肉のニンニクソースがけ、湯で野菜なども注文。
これ全部で200元ちょっとで済んでしまうのでうれしいなあ。

汁なし麺は好物だし、かかっているタレが濃厚そうで美味しそうな様子だったのでこれは期待ができそう。


0c7a69c9.jpg


 
さっそく食べてみると、美味い!
なにこれ美味いぞ!

うどんよりも弾力がありもちもち、ふわふわしていて食べたことがない食感。
タレも見た目通りの甘辛い味で、すりおろしたニンニクがいいアクセントになって止まらない美味しさでした。

侮っていたなあ~板條。



初の板條体験に感激したものの、この食事はこれまでの数年間台湾でいつも一緒に遊んでくれた友との最後の食事だったので、今後板條は私にとって別れを連想させる哀しき麺類となるでしょう。

涙と口のニンニク臭さでスマートではない別れとなったけど、友人には本当に感謝。
また会う日まで!