らぶらぶちゅっちゅタイムに
突然牙を剥くーー。
どういう心境変化なの?
さて、日が傾いてきた中山。
今度は林森北路の方へ散歩しつつ晩ごはんを食べにいきます。
道中で見かけた昭和を感じる喫茶店。
本当にこういう感性日本と似てるよなあ。
店内ではおじさまおばさま方が楽しそうにしてました。
こちらはお好み焼きやたこ焼きの専門店。
日本人オーナーかな。
この辺りは老舗のホテルも多いエリアですが、コロナ不況で閉業をやむなくされたホテルもいくつかあるようです。
こちら1964年創業の「アスターホテル」、今年の頭に閉業したという告知の張り紙がしてありました。
建物自体が取り壊しになるみたいです。
コロナによって一つの歴史が終わった…
さて、この日ご飯を食べにやってきたのはこの行列ができているお店。
「千雲」というラーメン屋さんです。
日本人オーナーが手がける連日大行列の超人気店だそうで、私はグルメ番組「食尚玩家」で紹介されていたのを見て知りました。
ラーメンってそこまで好物でもないので普段は並んでまで食べるということはあまりしないのですが、番組で見た感じめちゃくちゃ美味しそうでどうしても食べてみたくなって!!
クチコミを見た限りでは平均行列時間は30分程度とのこと。
覚悟を決め、私も列に加わりました。
鶏からとったスープのラーメンが自慢とのことで。
普段はほぼ豚骨ラーメンしか食べないので、どんなものかと期待。
ラーメン以外にも餃子やご飯もの、おつまみメニューなども提供しているようです。
営業時間はなんと深夜3時まで!
台北随一の歓楽街という場所柄ですね。
ひたすら、じっと待つ…
やがて日も暮れた。
そして待つこと40分、ついに入店!
もともとの激しい期待感とお腹空きすぎで頭がどうにかなりそうでした。
早くラーメン食べたい!!
店内は狭いですが落ち着いた感じの内装でちょっと高級感あり。
皆一心不乱にラーメンを貪っています。お一人様もいた。
卓上の調味料類は日本語と中国語のラベルが貼ってあります。
お願いすればエプロンや髪留めのゴムも貸してくれるらしい…非常に日本らしいサービススピリットを感じます。
ついにお目にかかることができたラーメン!!
私はシンプルな「濃厚鶏白湯拉麺」230元をオーダー。
ぱっと見お上品そうだけどスープがどろっとしててメッチャうまそおおおーーーー!!!
はやる気持ちを抑え、ゆっくりと最初の一口を味わう。
おお…濃い!!
さすがは鶏一羽を丸ごと煮込んで骨まで潰したというスープ、旨味が煮詰められてまるでソースのような濃さだ…!
一口目はメッチャうまいやん、と大感動だったんです。
でもね、ここから正直に言いますと……
二口目からがしょっぱい。
食べれば食べるほど塩気が気になり、箸の進みが遅くなるーー。
あれだけ並んだし残すわけには…という思いでなんとか完食したんですけど最後らへんは塩気が苦味のようにすら感じられてちょっと辛かったです。
私の味覚が台湾人化しているのか、偶然この日のスープの塩加減がおかしかったのか…!?
っていうか周りの台湾人は果たしてこれ大丈夫なのだろうかと心配になりました。
台湾人ってしょっぱいのが苦手な人が多いはずですけどね。お店の評価は激高な謎。
夫は私の注文したラーメンの具材豪華版を注文。
夫も最初は美味しいと言ってたんですが後半は箸が進みにくそうにしてました。
濃厚じゃなくてあっさり風味の方にしとけばまた違ったかもしれませんね。
期待値が高すぎたので少々残念感。
鶏そぼろご飯と明太子高菜ご飯(各90元)も注文してみました。
明太子高菜ご飯がまたしょっぱい。
注文時に店員が「辛いですよ」と注意してきたんですが、これ辛いんじゃなくてしょっぱいんやで。
鶏そぼろの方も味濃いめではあったなあ。
全体的に塩気強めの店なの!?
唐揚げが一番ホッとする味でした。
肉汁がジュワッとなってすごくいい感じの唐揚げ。
うーん……失礼を承知の上で言いますが唐揚げが一番美味しかった。
味覚は十人十色ですのでここのラーメンメッチャ美味しい!っていう人ももちろんいるとは思いますよ。現にGoogleレビューの評価は高いし。
世間の人々と自分の嗜好が必ずしも同じとは限らないってことですね。
行列店が自分にとって美味しい店である保証はない、肝に銘じて生きていこうと思います。
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